
ミュージシャンが運営する音楽Blogで名前(実名・アーティスト名)出し・顔出しは必須ではありません。
実際に僕がBlogを始めた4年前から数年間は仮名&顔出し無しでやっていましたが、それでアクセスが無いということはありませんでした。
しかし、長い目でBlog運営を考えた時に、名前や姿といったパーソナルな部分を出していくことはメリットの方が多いと考えています。
その理由と、実際に僕がメリットに感じている部分をお話します。
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Blogでの名前・顔出しのメリット
「名前や顔を出した方がアクセスがこんなに上がる!」という詳細なデータは提示できません。
感覚でしかありませんが、自分という個性を出すにはミュージシャンは演奏動画や自分の機材写真などを積極的に出していく方がBlogの信頼度は確実に上がります。
これは自分で読者の気持ちになって考えてみればわかります。
- どんな人が
- どんな実績で
- 何をもとに
記事を書いているのかが見えたほうが安心感があるんですね。
音楽歴〇〇年!と権威性をうたっても、実際に動く映像が無ければ信用ができません。歴が長いことをうまく文章で伝えることはできるかもしれませんが、見てくれる方に安心してもらうには、書き手の情報は多い方が良い、と考えています。
安心感はどんなメリットがある?
この「安心感」。
名前がハンドルネーム、当人の写真も動画もない状態と、しっかり自分のパーソナルデータ(アーティスト名、写真、動画)を出している状態とでは、どれほど安心感・信頼性が違うでしょう。
はっきり言って雲泥の差だと思います。
”相手が見えない”というのは本当に不安です。Blog読者が質問しようにも、あなたという人柄を文章からしか知ることができません。そのような状態でコンタクトを取るのは、ちょっとハードルが高いですよね。何かチャンスを逃してしまいそうです。
Blogから訪れるチャンスとは
Blog運営のメリットは何も広告収入だけではありません。
僕がこれまでメリットに感じたことは
- 読者の方との交流
- ライブ依頼
- 記事作成依頼
- 講演会依頼
と多数あります。Blog記事は一方通行なモノですが、積極的に接触してきてくれる方もいます。僕は、そのような出会いを大切にしています。これはBlogというメディアの醍醐味でしょう。一方通行が双方向になるのですから^^
メリットよりデメリットの方が大きいと思えばやめればいい
名前/顔などをBlogで出していくことのメリットは大きいですよ、とお話しした半面、デメリットも考えなくてはなりません。
たとえば、「職場に内緒で音楽活動している」、「職場は副業禁止だがBlogで収益を得ている」と公になりたくない状況であれば、名前や居住地などは出していきにくいでしょう。
本来音楽などの趣味は、皆に応援されて楽しめればよいのですが、それぞれに事情はあります。たとえば、「仕事の辛さを歌っている」みたいなミュージシャンなら、できるだけ会社の人には活動を知られたくないでしょう。
デメリットが大きければ、あえて危険を冒して名前/顔を出していく必要はありません。自分が「ここまでなら出せる」という線引きは必要でしょう。
ちなみに僕は
- 年齢
- 名前
- 居住地
- 仕事
- 顔(動画)
など、パーソナルデータをほとんど出しています。今までこれらのデータを出すことで何かダメージがあったことはありません。
女性は、実名・年齢・居住地などを公にして活動するのはちょっと不安ですよね。やめたほうがいいと思います。動画や写真を出せれば十分でしょう。
もし不安であれば相談くださいね。いろいろ想定してBlog上のキャラクターを設定していきたい場合もあるかと思いますので^^
Blogは音楽活動の一部
僕が運営しているギター弾き語り初心者向けのサイト「Chord For Me」は音楽活動の一部と捉えています。
自分の音楽活動で得た知見や、30年ほどのギター歴を、狭いエリアで消化したくないのです。もっとたくさんの人に音楽活動をしやすくなってほしいし、ギターも上達してほしい、と思いBlogを書いています。
そのような気持ちで書いた記事のおつりとして収益が上がります。この収益で食べていくことはできませんが、自分の音楽活動の資金となり、お金のことでイライラせず活動できています。たとえ2~3万円でも毎月得られるのは本当に大きいですよ。しかも自分の好きなことでね^^
ミュージシャンとBlogは相性が良い
当Blogでは何度もお話ししていますが、ミュージシャンとBlogは本当に相性が良いです。Blogと動画、SNSなどとかけ合わせれば、可能性は無限大です。
音楽は誰かと同じようにやっても同じと言うことはありません。これが個性なんですね。この個性はBlogの文章にしやすいですし、動画で伝えることもできます。
そして何と言っても音楽人口は世界中にいる。日本語で書いている以上日本からしかアクセスはありませんが、英語で書ければ英語圏からアクセスが来ますよね。音楽の悩みなんて万国共通、ミュージシャンのあなたが解決できる音楽の悩みは、世界中のミュージシャンを幸せにする可能性があるのです。
ぜひ、発信することをあなたの音楽活動の一部にしてください。人生が変わります。
さいごに
僕も最初は、インターネットの広い海に、名前を出したり顔を出したりするのは不安でした。
最初はYoutubeでしたが、顔を出して演奏してみても、特に叩かれることはありませんでした。これまでも名前や顔出し動画等で不利益を被ったこともありません。
安心はできませんが、世の中に対していつまでも疑心暗鬼では失うものも多いなと気づき、名前・顔出しスタイルで活動しています。匿名で発信したいものがあれば、そういうメディアを立ち上げるか、Twitterなどのソーシャルサービスを上手に使って、匿名アカウントを運用すればいいのですからね。
とにかく、恐れずに一歩踏み出しましょう。あなたの音楽を広げるのが目的であれば、自分がどこまで出せるのか、わかってくるはずですよ^^